起業して独立するという夢があり、経営関係のことを学ぼうと「日商簿記記検定3級」を受験しました。
経営者になるならば簿記の知識は最低限必要になりますし、
前から受けてみようかなと思っていたというのが受験のきっかけですね。
実際に学習してみてそれほど難しい感じはなかったので、まあなんとかなるだろうと安気に構えていましたがいざ試験が始まると焦りが出てきて冷静に解くことができませんでした。
自己採点するまでもなく結果は悲しいことに不合格です・・・。
というのも時間内に解答欄を埋められなかったところが多く、合格はあり得ないと思ったからです。
簿記検定3級があまりにも難しすぎた
試験については「難しいというより面倒」で設問ごとに仕訳や計算作業が多く、気が滅入ってしまいます。
まずここで問題なのが「試験時間」。意外に多いようにみえて全然足りませんでした・・・。
今まで受験した検定試験で時間切れになったことは一度もありません。しかしこの簿記検定はまさかのタイムアップで全問解き終えることなく終了してしまったのです。
一般的に「簿記くらい簡単でしょ!」と受けたことない人は語りますが、受けてみて本当に時間が足りません。
解き方が分かっていても時間が足らずに解けない、という現実に苛立ちを覚え、試験後は「こんなものできるかー」と投げやりになっていました。
簿記検定の敗因を考えてみよう
試験後は「面倒なだけで受ける価値なんてなかった」とか思い、自分を正当化する理由を考えているだけでした。今考えると恥ずかしい・・・。
冷静になりふと我に返って、本当に簿記検定までの勉強をしっかりこなせたかどうか自分に問うと、素直に頷けませんでした。
さて合格できなかった根本的な原因を考えていきたいと思います。
試験時間が足らなかった
今回の敗因について考えてみることにし、まず一番は「時間が足らなかった」ことです。
なぜ時間が足らなかったのかもう一度試験を思い出し以下にその根本的な要因をまとめてみました。
- 仕訳作業に非常に時間がかかった
- 電卓のボタンの反応が悪く打ち直しが多かった
- ミスを恐れ慎重になりすぎた
簿記の勉強はしたが検定試験の対策が不十分
簿記の勉強は十分とは言えずとも範囲は網羅していましたし、内容もある程度把握していました。
ところが簿記検定の過去問に割く時間が少なく、とても十分とは思えませんでした。
要は過去問を通して本試験に出題される問題の解法がよくわからないまま、勉強した気になっていたというのが大きなミスであると後々感じましたね。
肝心の試験対策が不十分だったのです。
簿記検定と相性の悪い人って?
この試験って結構苦手意識を持つ人が多いのではないかな。
簿記検定を受験してみていろいろ思ったことがありましたので箇条書きでまとめてみます。
- 他の検定試験の3級と比べると明らかに難易度が高い。
(合格率を見ていただくとよくわかると思います) - 記述形式、計算問題に不慣れの方は不利。
(マークシート形式の試験ばかり受験していた輩にはハードルが高い) - 仕訳作業の簡略化、高速化が肝。
(これができなければ合格は不可能) - 完答しないと合格が見込めない
(実質部分点というものがなく、全設問すべて完璧な回答をしないと合格が難しい) - 運での合格はあり得ないという事実。
「簿記検定」と聞けば当たり前なことではありますが、
改めて箇条書きにしてみると、完全実力主義の試験であることがわかると思います。
暗記だけが取り柄でこれまでの試験に合格してきた人はきつい試験ですよね。
逆に計算が得意だったり、商業系の勉強をしていた方にはすごく有利なんだろうけど・・・。
私はというと計算は苦手ではないですが、マークシート形式の試験慣れしすぎてしまい記述形式の問題に戸惑ってしまうことがあります。
さらに私はケアレスミスが多いので試験ではかなり慎重でゆっくり解くことで、間違いをなくすように努めているのですが、その反面時間が無くなることもあり、焦りだすと頭が真っ白になります。
結論から言うと、簿記検定は私にはとても不利な試験形式だったのです。
合格を確実に狙うための対策
今年は再受験するつもりはありませんので、来年以降リベンジする予定です。
簿記そのものの基礎知識は今回の試験勉強を経て、
少しは得ることができたと思いますので今度は過去問を中心に実践問題を解けるように練習しておきたいですね。
試験の配点自体が結構シビアで部分点もあるにはありますが、正直言って各設問ごとに解き終わるくらいの部分で少し書き間違えたレベルの間違いでないと採点されず、初めの計算から間違っていれば全滅してしまいます。
なので満点取るつもりでノーミスで臨まないと合格の見込みがないということですね。
とりあえず試験当日に確実に合格するには以下の3つのポイントは押さえておかねばなりません。
- 過去問の解法をマスターする
- 仕訳作業を短縮する方法を考える
- 使いやすい電卓を選定する
次こそは「簿記検定3級」を合格できるようにしっかりと学習しておきます。