昨日「ウェブデザイン技能検定2級」という厚生労働省が主催の国家試験を受験してきました。
知名度は低いのでなかなか受験する人は多くないみたいですが、
ウェブサイトを構築するにあたり必要なインターネットのスキルが問われる「国家資格」です。
9月に受験したサーティファイ主催の「Webクリエイター認定試験HTML5エキスパート」と似たような問題構成となっていて、「学科」と「実技」の二部制に分かれています。
ウェブデザイン技能検定を受験した感想
わざわざ試験対策本は買わないと思い、過去問だけで簡単に流れだけ押さえておこうと思ったはいいものの、技能試験の模範解答は公表されていないので、試験の流れを追うのに苦労しました。
試験を受けてみて後々思ったのが、難易度そのものは大したことはなく、学科試験に至っては過去問を解けばまず合格できるはずです。
ただ問題は技能試験で、あまりにも自由すぎて何していいのか頭が真っ白になる試験でした。
調子の狂ってしまいいつもの実力が発揮できず、問題を解くペースも遅く、終いには本当にこれでいいのか?不安になりました。
途中退席するのも面倒だったので、試験終了までのんびり解答していたのですが、試験終了5分前に提出先のフォルダを間違えていることに気が付き急いで直すという痛恨のミスが発生。
思い返してみれば大した難易度の試験でもないのに、無駄に焦ってしまった試験でした。
自己採点の結果
学科
実技
実技試験については、自己採点ができず点数がわからないので、今回は学科試験だけとなります。
尚、学科試験についても、ネットで調べてみてもいまいち解答がどれなのか曖昧なものはすべて誤りとして計算しています。
学科試験の暫定的な結果は恐らく80%で合格でしょう。
本当はもうちょっと点数を稼ぎたかったですが、まあ合格点はもらえているので良しとしましょう。
試験を終えて
達成感もなければ敗北感もない何とも言えない気持ちでいっぱいです。
というのは自信があるようでない、ないようである状態で、簡単に表現すると「底なし沼」であがいている感じだと思います。
学科はまだしも実技に関しては自己採点が一切できないので、こればっかりは合格発表日まで待つしかなく、合っているのか、間違っているのか予想が全くつかない状態ですね。
実技に至っては答えは明確ではないですし、どういったところで減点されてしまうのか想像もつきません。
それに採点者の裁量が加味されてしまう為、点数のぶれ幅が大きい場合もあり油断なりません。
反省点
学科試験は過去3年分だけではなく、その前の過去問も解けばもう少し点数を上げられたとあとで反省しました。
実技試験で利用可能なAdobe製品のソフトウェアですが、PhotoShop以外使ったことがなく、特にAdobe Fireworksの使い方が試験終盤までわからず苦戦しました。
そうならないように体験版で学習するか、使い方の手順を事前に詳しく調べておくかした方が良かったと思います。
私の場合簡単に調べて頂けなので、そこが失点です・・・。
舐めてかかったわけではないですが、それでも心のどこかに「慢心」した気持ちが少なからずあったように思います。
試験の難易度
正直なんとも言えませんね。
ウェブサイト制作経験がない方にとっては難しいでしょうし、
経験数があるからといって必ずしも余裕という試験ではないと思います。
でもね試験の受験資格を見てもらえるとわかる通り、業務経験を非常に重視しており、未経験者は3級から出ないと受験ができません。
つまりは、試験の難易度問わず、ウェブサイト制作の知識が圧倒的にウェイトが高いことは一目瞭然です。
さて、実際の試験の方ですが、
「学科試験」は簡単すぎたとも言えますし、ウェブデザインと無関係そうなものもありましたし、難易度の感じ方は個人差があると思います。
ありがたいと言えば、引っかけ問題がないのでストレートに解くことができるので安心と言えば安心なのかな。
「実技試験」はある程度お題が決まっているので、流れに沿って作業をするだけ、と言えばそれだけなんですが、何よりも困るのが、お題(仕様)以外の部分はすべて自己判断で進めていくという点です。
凝ってしまうことですね。下手に懲りすぎて中身がなければ減点対象ですし、かといって素っ気ないデザインのウェブページを作れば、本当にこれで要件を満たしているのか不安になりますし、難しいところですよね。
ホームページ制作をそこそこ経験しているなら余裕かも?
でもやっぱり「ホームページ制作経験がある方は圧倒的に有利」です。
私もかれこれ10年以上、ウェブページ制作をしておりますし、
HTML、CSS、PHP、JavaScriptなど駆使して様々なものを構築してきました。
これといって今回大きな勉強はしませんでしたが、問題の意図や流れなどは終えました。
経験こそがものをいう試験なのかもしれませんね。
合格発表は1ヶ月後
1ヶ月後とか長いよ・・・。
直近で受験したオラクルの試験やサーティファイの試験は試験日からすぐに合否結果が発表されますが、今回のウェブデザイン技能検定は1ヶ月後の「12月22日」に公式サイトで合格者の受験番号が公表されるらしいです。
でも1ヶ月待ちとか本来は普通なんだよね。
最近受けた資格試験が特殊だったが故にそんな単純なことさえも忘れていました。
1ヶ月待つのって結構きついと思います。
さらに言うと、これから受験する「カラーコーディネーター検定2級」「色彩検定1級2次」の2つが合わさり、合計3つの試験結果を待つことになります。
その間、精神的ダメージは計り知れないですね。
さて年内残る二つの試験も受験して合格してみせるぞ!!