いよいよ今年、色彩検定1級の受験することにしました。なかなか決意が固まらず数年も経ってしまいましたが、受験勉強するための役者が揃ったので、今年の冬期に受けます。
前回受けた2級が学生の頃でなんと3年も空いてしまいました。
なぜすぐに1級を受験しなかったかというと、1級の勉強に欲しい本が絶版になってしまい手に入らなくなってしまったからです。
その本が先日やっとAmazonのマーケットプレイス商品で手に入ったのです。
購入金額は本来の定価の約7倍ほどでぼったくり価格でした。発行部数も少ないですし、人気で絶版なら仕方がないでしょう。
以前からAmazonで中古は数点出品されてはいましたが、ほとんどが「本に書き込み」という状態で買う気がしませんでした。今回購入したのは、「書き込みなし」で「美品」だったからです。
実際に届いて手に取ってみました。新品と疑ってしまうくらい美品でした。
1級を受験するしない関わらず、喉から手が出るほど欲しかった1冊だったのでとても嬉しいです。
大人気ヒューマンアカデミーの問題集の素晴らしさを語る
私がヒューマンアカデミー著書の色彩検定の問題集をおすすめする理由を書いていきます。
そもそもこの本でなくても、色彩検定の対策本ならそれなりの種類があります。
特に色彩検定を主催しているAFTから公式テキストが出版されているので、それで学習した方が試験内容を網羅しているわけですから内容的には十分です。
私も初めて色彩検定3級を受ける際に公式テキストの購入を検討しましたが、勉強する本をじっくり決めようと思い、書店に立ち寄りました。そこでこの本で出会いました。
直感的にこの本はすごい!という気がし、夢中にパラパラページをめくっていました。期待以上のもので内容も濃く、解説もわかりやすく感じました。本のデザインも気に入ったというのもあり、すぐに欲しくなってしまいましたね。
ネットのレビューなども特に確認することなく、「絶対これだ!」という想いを胸に購入しました。
色彩検定3級・2級の試験が超余裕だった
書店で見つけたヒューマンアカデミーの3級の本を当時購入し、試験に臨みました。
試験勉強に感じたのがテキストの内容の濃さと分かりやすさ!
試験当日にこのテキストの良さを身に染みて感じることができました。
3級の試験結果
初めて受けた資格試験でしたが結果は合格で、正答率もほぼ満点でした。
合格証書はもちろんカードサイズの「資格証」が貰えるのは嬉しかったですね。
ただ自分としては3級物足りなかった。もっと色彩の知識を増やしたいな、そんな気持ちが試験後に湧きました。
試験勉強時間
だいたい1週間程度でじっくり勉強しました。
試験だけ合格すればいいという試験勉強は嫌だったので、「色彩」の面白さ・魅力に触れながら楽しんで問題を解きました。反復練習が重要で、同じ問題を何度も解く、理解するまでひたすら解くように進めましたね。
合格だけ目指すなら短期集中すれば3日程度でもいけるかもしれません。
2級の試験結果
3級に余裕合格した私はその1年後に2級も受験しました。もちろん同じヒューマンアカデミーの2級の本を購入しました。
こちらもかなり余裕で合格しました。
試験勉強時間
3級よりはやや難しく、レベルは上がっているように感じました。特にマンセル色相に慣れるまで少し時間がかかりました。
勉強時間は2週間程度で3級同様じっくり学習するスタイルです。
色彩検定は暗記問題やその配色やコーディネートの心理効果やどう感じたかを素直に書く問題がほとんどなので、普通に勉強すれば2級までは余裕だとも思います。
つまり何が言いたいかというと、この本で勉強すれば試験問題が余裕に感じられるということです。実際そうでした。
この本で同じように1級の勉強をすれば、1級も余裕で合格できるんじゃないか、と思ってしまうほどです。詳しいことは後述をご覧下さい。
ヒューマンアカデミーの試験問題集が優れている点
私が3級、2級の色彩検定でものすごく効果を発揮してくれたヒューマンアカデミーの本。
これは使える!と思えたところを順番に紹介します。
この本の良いところ!
- 試験問題よりも本書が難しく内容が濃い
- 質が高く読んでいてとにかく楽しい!
- 色彩が好きな人向き!図鑑としても活用可能!
- 本のデザインが美しくやる気アップ
試験問題よりも本書が難しく内容が濃い
色彩検定の試験当日に感じたのが、「あれ?試験問題よりもテキストの方が難しい?」
普通、勉強して試験に臨むと、勉強で使っていた教材のレベルの一歩上の問題が試験に出題されますが、ヒューマンアカデミー本書と取り上げられていた問題の方が圧倒的に難しかったのです。
試験問題がものすごく簡単に感じ、余裕でした。
質が高く読むほど理解が深まる!
テキストのレベルが難しいと聞くと、基礎を知らない人には向かないと思ってしまうでしょう。
本書で取り上げられている問題は確かに難しめでしたが、かといって単に難しいだけではなく基本に忠実で、初めて色彩について学習する人でも読み進められるように設計されています。
ここまで本の構成がしっかりとした対策本に出会ったのは初めてでとても感動しました。個人的にこの本は最高クラスと言っても過言ではないほどの優秀なテキストだと思っています。
とにかく質が高く内容も濃く、それでいてわかりやすいですね。読めば読むほどどんどん理解が深まりました。
本のデザインが美しくやる気アップ
やっぱりやる気って重要だと思うんです。自分と相性のいいものを身に着けたり、使うと気持ちのいいものです。自身のやる気にも直結しますしね。
試験勉強でも自分と相性の良い問題集は効果が倍増すると思います。
このヒューマンアカデミーの問題集のカバーのデザインだったり、中身の色使い・レイアウトなど美しく、とても好みモノでした。
面倒くさがり屋な私でも、勉強やってみようかな?という意欲が湧く本です!
色彩が好きな人向き!図鑑としても活用可能!
色彩検定やカラーコーディネータ試験などと言った「色」に関わる資格を受験する人でなくても楽しめる1冊です。
「色彩」が好きな方なら本を開くだけでもハマると思います。試験対策本と謳っているけれど、図鑑や参考書としても十分使える内容です。
もちろん試験の為に購入した人でも試験後も現場で使えるはずです。
最初は好奇心からの受験!色彩検定を知ったきっかけ!
ここから私自身のお話です。興味ある方だけご覧下さい。
幼い頃から私は色彩が大好きで、綺麗な色遣いがされているものを見ると感動するほどワクワクします。
例えば、お店で食品や文房具、服など商品が並べられているのを目にすると思いますが、色の配色を考えて陳列されていると美しい幻想的な光景が広がりますよね?
我々の日常には「色」は当然のことながら身近にあります。今こうして身の回りを見ても様々な色が存在します。
それらの色が織り成す独特の世界観、私はそこに感動を覚えるのです。
友人との会話がきっかけで「色彩検定」を知った
単に昔から「色彩」に興味はあったというだけで、これまで「色」に関わる仕事や知識について調べたこともありませんでした。
小さい頃の夢で「画家」と言っていたこともありましたが、唯一関係しているのはそれくらいでしたね。
専門学校生真っ只中の時、保育園から仲の良い幼馴染とたまたま話をしていて、その友人が今度「色彩検定」を受けるんだ、ぼそっと口に出したのがきっかけでした。
当然それまで「色彩検定」のことも知りませんでした。
興味を持った私は「色彩検定」について調べてみました。元々自分が「色彩」にこだわり?があったということもあり、IT系の資格に特化していた私はデザイン方面の知識を取り入れたいという気持ちが生まれました。
色彩好きを証明するために3級を受験した
3級くらいなら取得しておいても面白いかな?という安直な理由からでしたが、「色彩検定3級」を受験しました。
当初は3級に合格するだけでいいと思い、2級や1級の受験は全然考えていませんでした。
というのも専門的に勉強をしたわけでもないので色の知識は人並みくらいで、初心者よりは少し毛の生えている程度を目指すという軽い気持ちでいたからです。
これまでの記事を読んで頂けている方は薄々気が付いていると思いますが、3級に留まらず、2級も受け、さらには今回1級の受験を考えているわけですね。ははは。
本当に何があるかわかりませんね。興味本位で受けるはずが、いつの間にか本気になってしまったんです。
色彩検定の難易度は?
正直なところ「色彩検定」の難易度は全体的に低いです。
毎年の合格率を見てみると、
3級は「60~70%程度」、2級は「50~60%程度」、一番難しい1級でも「30%程度」なので比較的簡単と言えるかもしれません。
「色彩」の知識というのもあり完全に暗記重視の問題ばかりで、複雑な計算問題がでてくるわけでもなく、引っかけ問題があるわけでもないのです。記憶力に自身があれば余裕かもしれません。
さらに言うと、配色を見て感じた素直な気持ちを書くだけで解けてしまう問題もあったりするので、「色彩」が大好きなら合格しやすいと思います。
色彩検定は国家資格?それとも民間資格?
色彩検定はA.F.Tという団体が主催しており、文部科学省の認証を受けた試験となっています。
ここで疑問となるのが、色彩検定って「国家試験」なの?
就活や自己啓発・技術習得の点で「国家試験」はかなり強い武器になります。国家試験に合格しているだけで様々なアドバンテージが得られるわけです。
雰囲気的には「国家試験」のように感じますが、実は「民間資格」いわゆる「ベンダー資格」寄りの試験となります。とは言ってもバリバリの民間資格というわけではなく、「民間資格」と「国家資格」の中間に位置する検定試験といった見方になるでしょう。
試験自体も業界内では知名度も高いですし、なにせ「色彩」はどんな仕事でも役立つものなので、取得して損はないはずです。
興味を持たれた方は一度受験をしてみてはどうでしょうか?
色彩検定1級の合格を目指しての意気込み
今年の冬期に控えている1級試験。
元々3級だけ受験する気だった私が、1級試験を受けることになるとは思ってもみませんでした。
3級があまりに余裕過ぎて物足りず受けた2級もあっさり合格してしまい、ここまできたなら1級も受けちまおうぜ!と思ったのが事の始まり。
絶版となってしまい待ちに待って手に入れたヒューマンアカデミーの改訂2版の1級の問題集。
やっと1級の受験に向けてのスタートを切ることができました。
筆記である一次試験は勉強すれば合格できるはず
1級は3級・2級とは違い、筆記の1次試験と実技の2次試験に分かれています。
一次試験はこれまで同様に筆記試験で、出題範囲は2、3級で学習した総集と1級で学習するプラスアルファといったところです。
難易度ははっきりとはわからないですが、1~3級まで取りそろえたヒューマンアカデミーの問題集を反復練習すれば、確実に合格はできると思っています。
問題は二次試験なんですよね・・・。しかも実技試験なんです。
二次試験の実技は文章表現の暗記が肝?
ヒューマンアカデミーの問題集は素晴らしい本ですが、実技である二次試験には向かないです。
なので、二次試験向けた勉強も別途必要になるようです。
実際に受験された方の感想を見る限りでは、二次試験は「文章表現」の暗記が重要とありました。
二次試験は「文章表現」暗記が勝負!?
実技はカラーカードが配られ、問題に沿って解答用紙に貼り合わせるといった試験のようで、その問題の文章表現に気を付ける必要があるそうです。
例えば、「濃い赤みの黄色」のカードを貼って下さい。という指示がある場合、「濃い」という文章表現が重要です。
「濃い」というワードが肝で色のトーンで表すと「dp(ディープ)」となります。
さらに「赤みの黄色」とは色相番号8である黄が、やや色相番号2である赤寄りの色のこと。
中間の5が橙と考えると、色相番号6~7あたりの色になるわけです。しかし5が橙なので、6は橙が基準となり「黄みの橙」という表現になります。
つまり答えとしては色相番号6になるので、トーンの記号と併せると「dp6」で、そのカラーカードを貼る必要があります。
このように文章表現の情報を頼りトーンと色相を判別し色を選択しなくてはなりません。
さらにここでマンセル色相、通称マンセルちゃんが関わってくると面倒くさい。
二次試験は知識というよりは慣れが必要なイメージですね。
新品価格 |
カラーカードがまだ手元にないので購入しておかないと、だ・・・。
次に試験慣れするには「過去問」を解くことが重要だと思われます。
かなり前に2013年版の過去問を購入しました。
この過去問はもちろん公式として出版されているもので、二次試験で出題されるものがそのままということになります。
この問題集は本番の試験に準拠したものなので、腕試しとしてはもってこいです。
特に1級の2次試験の問題も載っているので、1級を受験される方は買っておいた方がいいと思います。冊子自体は薄いですが、その分、価格もお手頃なのでおすすめです。
私は2013年版しかまだ持っておらず量的にも物足りないかもしれないので、他の年の過去問も数冊、追加購入する予定です。
あとは過去問を購入するなら、カラーカードの準備も忘れないようにしましょう。ちなみ試験で扱うものは「199a」ですのでご注意下さい。
ここまで来たのなら1発合格あるのみ!
3級も2級もポンポン合格したので、スムーズに1級も合格したいですね。
いや、絶対に一発合格します!
「色彩」についてもっと勉強したいという意欲が生まれた以上、あとには引けません。
さらに言うと、色彩検定の受験と同時進行で東商が主催している「カラーコーディネータ試験」も検討しています。色彩検定よりもやや難しめのようですが、腕試しとしては良さそうです。
いきなりですが2級の受験をしようと思っています。
ただ注意しなくてはいけないのが、「合格率が低めであること」「色彩検定と問題の傾向が違う」という点です。
受ける以上は必ず合格させるというポリシーを持って受験するつもりです。
プログラマからカラーコーディネータへと転職も考えているので絶対に合格させたいところですね。