私の会社ではデータベースシステムにPostgreSQLをよく使います。
業界人なら当たり前のように知ってるものなんでしょうが、なんせ私は入社してから初めてPostgreSQLを知りました。それまではMySQLやSQL PlusとかだったのでPostgreSQLについて深く知らないまま、なんとなく業務をしてきたのです。
基本的なSQL文も精通してるものは同じですし、とりわけ意識しなくても別に会付けるんですけどね。ただ仕組みがわからない。PostgreSQLの利点を知らないし、どういった設計概念があるのか、そのあたりの知識に乏しいのです。
都合が良いことに部内でPostgreSQLの研修を紹介され、2日間開催される研修に参加することになりました。
PostgreSQL研修の内容が濃く理解が深まった
研修は2日間通して行われ、「PostgreSQL」のデータベース概念から始まり、データの管理・仕組み、VACUUM処理、バックアップ・リカバリなどといった非常に為になる内容がみっちり詰まったものでした。
Oracle DBと引き合いに出されることが多いPostgreSQL。設計思想がシンプルでそれでいて軽量、パフォーマンスも独自の概念を考慮すれば、大規模な業務システムでの利用も可能であることがメリットです。
PostgreSQLの設計概念の面白さに触れることができ、こんな便利な機能があったんだ、と実感しました。
講師の方の説明も聞き取りやすく、わかりやすく、研修中はとても楽しく臨むことができました。大満足です。
会社経費で自分の好きなことが学べて、しかも受験したい資格の勉強までできてしまう、最高ですわー!
講習で使用したテキストは研修を主催していた会社のオリジナルです。非売品なのでレアものですね。
LPIの認証付きということもあり、資格試験に沿ったもので非常に濃い内容でした。
特に講師の方の説明がわかりやすく、頭にスルスル入ってきます。
OSS-DB Silverの受験のきっかけとなった研修
今回受講した研修は「OSS-DB Silver」というLPI主催の資格試験に準拠した内容のようです。
初めて聞きました。OSSとあるので恐らくは「オープンソースソフトウェア」のデータベース試験のことなんでしょう。Silverと付いているということはもしかしてOracleの試験と同じような形式ではないのかと思います。
好都合といわんばかりか、業務レベルでの知識も広がりますし、資格試験挑戦への基礎の補完もできるので最高ですね。
PostgreSQLは今の会社に入社してから触れる機会が多くなり、それまでは一切使ったことがありませんでした。せっかく業務で携わっているというのなら、関連する資格を取得してやろうではないか、ということで今夏OSS-DB Silverを受験予定です。
どれほど難しいのは正直よくわかっていません。
いまいちピンと来ていなかった私ですが、せっかく研修が試験内容に沿ったものなのであれば、できることなら取得しておきたいと考えました。
OSS-DB Silverの試験とは?
LPI主催の資格試験で、調べてみるとオープンソース系のデータベースの試験ということが分かりました。
オープンソース系のデータベースと聞くと、MySQL、SQL Plus、SQLiteなどが挙げられますが、もしかしてこれらのシステムの仕様が概念がごちゃ混ぜになった資格試験だったりするのかな?
実際に受けられた方の感想を見てみると、オープンソース系と謳っておきながら、実際は「PostgreSQL試験」だそうです。つまり、試験の大半が「PostgreSQL」の内容なのでしょう。
OSS-DB Exam自体はあまり知名度があるわけではないようですが、最近では注目され始めている傾向なので将来的にはメジャーな資格試験となる可能性も考えられます。
「PostgreSQL」は業務で活用しているので、取得しておいて損はなさそうです。
決して甘くはない!OSS-DB Silverは難易度が高いっぽい?
OSS-DB Silverという試験をしたっ時の私は安易な気持ちで受けようとしていました。
研修2日間と公式テキスト1冊勉強すれば余裕だろうと・・・。しかしそう甘くないのが現状のようです。
試験データや難易度、合格率などの情報は非公開
公式で難易度、合格率、受験者数などが非公開な上に、ネットでの情報が少ないため、どういった教材でどのくらいの期間勉強すればいいのか、どういった問題が出題されるのか、という欲しい情報がほとんどなく困っていました。
試験はひっかけ問題や複数回答方式など多い
いろいろ試験のことについて伺ったのですが、オラクルの試験では当たり前と言っていいほど出題される「ひっかけ問題」「複数回答形式の問題」など多いようです。
さらにテキスト・参考書などでは網羅されていない内容が全体の10%ほど出てくるということらしく、受験するには相当の覚悟が必要みたいです。
せっかく試験に準拠した研修を受けましたし、業務でもpostgreSQLは日ごろ使っているし、OSS-DB Silver取得したいんですよね。
この辺りはこれまで受けたOracleの試験スタイルとほぼ同じと言ってよいでしょう。
しっかりと学習してから試験に臨みたいところですね。
一発合格に向けた試験対策
PostgreSQL研修の講師の方に聞いた試験対策の情報を順番に書いていきます。
まず、テキストや参考書ですが必須です。なければ合格はまず不可能のようです。
一応OSS-DB Silverのサンプル問題が掲載されていますが、実際の試験よりも難易度が低い上に、試験範囲を網羅することができません。必ず1冊は対策用にテキストを購入しておきましょう。
必ず問題集や参考書は用意しておく
さて勉強に使うテキストは何がおすすめかというと・・・インプレス社出版の黒本。
OSS-DB Silverを受験するなら購入しておきたい1冊
徹底攻略 OSS-DB Silver問題集[OSDBS-01]対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略) 新品価格 |
受験者の間でも評判の良い黒本。これは絶対に購入しておくべきだと思います。
私も受験する際には買う予定です。
しかし、この黒本をみっちり学習しても、だいたい試験の9割程度しか範囲を押さえることができないそうです。
というのも、PostgreSQLの歴史や概要、関連した別の知識問題が出題されるようで、そうしてもそういった分野の問題は網羅できないんだとか。
お初にお目にかかる問題も少なからず出てくるみたいです・・・。
試験範囲は理解するまで繰り返し反復練習
OSS-DB Silverの試験に限った話ではないですが、試験の出題範囲の問題を網羅し、反復練習することは大切です。
前述で紹介した「黒本」でしっかり学習しておいたほうがいいです。
あとは公式サイトで公開されている「サンプル問題」も併せて学習しておくとよいと教えてもらいました。
流れ的には黒本で学習して、そのあとに「サンプル問題」で腕試しする感じよいのかなと思っています。
私の場合、せっかくPostgreSQLの研修を受講したので、ここで得た知識とテキストも使って、学習しようと思っています。
当たり前と言えば当たり前ですが、簡単な気持ちで臨む試験ではないようです。今のうちにいろんな資格試験を受けて試験慣れしておきたいと思います。