実践的な色彩の知識を証明する資格『カラーコーディネーター検定』!
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ウェブ業界唯一の国家資格
仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができる検定試験。
「商品を引き立たせる並べ方」や「照明の明るさや誘導表示の色」など、
色の関する基礎知識を習得します。配色方法や色彩設計など業務的な色の活用する技能を証明することができます。
試験の概要
カラーコーディネーター検定試験とは、東京商工会議所が実施している色に関する知識や技能を問われる試験です。3級、2級、1級があり、1級については3分野「ファッション色彩」「商品色彩」「環境色彩」に分かれています。
業務レベルの色彩用語が出題されるため、各級とも難易度が高くなる傾向が強いようです。
今回私が受験したのは2級です。
受験資格 | ・2年以上の実務経験を有する者 ・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業 または普通職業訓練修了した者 ・大学を卒業した者 ・高度職業訓練を修了した者 ・3級の技能検定に合格した者 |
試験内容 | ウェブデザイン技能検定2級 ●試験時間:学科60分/実技120分 ●出題形式 学科:四肢択一式 実技:課題選択方式 ●出題範囲:学科(40問)
●出題範囲:実技(5問)
|
合格ライン | 学科70%以上/実技70%以上(作業分野において各60%以上) |
合格率 | 30~40% |
試験日程 | 6月/10月/12月/3月(年4回) |
受験料 | 18,500(税別) |
2級は年2回、6月と12月に試験があり、1級は12月の年1回しか受けられません。
ウェブデザイン技能検定2級を合格しました
試験の結果通知
1回目の成績
学科試験 72% (2016/11/20に実施)
[wc_skillbar title="合格" percentage="72" color="#35a16b"]
実技試験 採点不能 (2016/11/20に実施)
[wc_skillbar title="合格" percentage="?" color="#35a16b"]
「色彩検定」とは似て非なる試験で、歴史分野や染料・顔料とこれまで学習してこなかった分野が新鮮で楽しく勉強しました。
試験ではケアレスミスを連発してしまい、合格発表までドキドキでした。得点は合格ギリギリだったものの、無事合格でき安堵しました。
同時期に色彩検定1級の1次試験を受けましたが、試験の難易度そのものは「カラーコーディネーター検定」の方が上だと思いました。
今回合格することができたため、「色彩検定1級」「カラーコーディネーター検定1級」を狙うとともに、パーソナルカラー分野の資格試験にも力を入れようと決意しました。
私が受験したきっかけ
中学生の頃から現在に至るまでウェブサイトの制作を趣味でやっており、
それが今ではウェブ系のプログラマとして活躍する立ち位置にまで来ていました。
趣味から始まった分野ではありますが自主学習、専門学校、そして業務を通して知識を身に付けていきました。
その培った経験を活かすために実力証明に最適な資格試験を探していたところ、
ウェブ系で唯一の国家資格である「ウェブデザイン技能検定」の存在を知りました。
国家資格という憧れも理由のひとつですが、今までやってきた知識を試すのに良い機会だと思い挑戦したのです。
合格までの学習期間
これといった試験対策はほぼやっていません。
試験日の数日前に公式サイトで公開されている学科試験の過去問を数回解き、出題傾向を探ったぐらいでしょうか?
実技試験に関しては課題が事前に公表されるので、
どのような試験に取り組むかイメージトレーニングをしておりました。
このウェブデザイン技能検定は資格のために勉強というよりは、ウェブ系の実務経験を問う試験でありそのスキルを証明するためであるような印象があります。
押さえておく知識は持ち合わせていたので、実質数日くらいしか勉強と言えない勉強をしました。
勉強方法やコツ
学科試験の問題傾向を把握するために公式サイトで公開されている過去問3回分を解いただけです。
実技試験に関しては正直なところHTMLやCSS、JavaScriptで何も見ずにゴリゴリWEBページを制作できるスキルがあれば試験内容そのものは余裕だと思います。
私の場合はHTML5固有のタグなどは少しだけ復習しておきました。
ウェブサイト制作の経験がモノを言う試験である為、日頃からHTMLやCSSを中心にコーディング作業ができ、ウェブ系の最低限のルールや仕様などを熟知しておく必要があります。
ある程度見ないでHTMLやCSSの構文が書け、その動作や仕様がわかる状態にまで実力を高めておきましょう。
ウェブサイトの制作経験が全くないという方には厳しいと思います。
試験の難易度と感想
学科試験はウェブ系の知識・概念を中心に、運用面の問題も主題されました。
過去問と酷似している問題も多く解きやすい印象ではありましたが、
ウェブデザインに関係あるのかよくわからない問題も数問あり判断に迷いました。
帰宅後に確認してみましたがどうやら公式サイトに掲載されていない分の過去門からも出題されているようでした。
一方、実技試験の出題内容は簡単なウェブページのコーディングと、
事前にある程度完成したHTMLとCSSのファイルを仕様通りのページに書き換える作業が中心です。
但し、バナー画像やアニメーション画像を制作する為に用意されているAdobe Photo ShopやAdobe Fireworksなどのアプリケーションを用いる必要があり最低限の使い方をマスターしておかなければなりません。
いずれにしても普段からHTMLやCSS、JavaScriptに親しみがある人は解きやすい問題がほとんどでした。
資格名に「ウェブデザイン」と表記はあるもの、試験ではデザインについて触れられることはなく、採点による評価もない。ウェブデザインを構築する上で必要な知識・技術が問われる試験といった感じでしたね。
難易度としては実務経験があれば楽勝だと思います。
これから受験を考えている方へ注意点
公式サイトには過去3回分までの問題しか公表されていませんが、過去問のPDFのURLをよく見ると決まった書式でまとめられていることが分かると思います。
画像
この数字を変えることで、掲載されていない分の問題を利用することができてしまいます。
学科試験の問題は似通った問題や、全く同じ問題が出題されることが多く、
軽く目を通した感じだいたい過去5回分の内容と重複していたりします。
要するに5回分の過去問を解けば満点も狙えるかもしれません。
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