1部 – 中盤

ひかわ いつき
樋川 逸喜

ひかわ くろき

 

 

木々が青々と生い茂る

 

セリナを追ってここまで来たのはいいが、方角がわからない

完全に森の中で迷子というやつだ。

彼女がなぜ俺の命を狙うのかその理由を突き止められずにはいられない。

歩を止める

 

陽光が差す

視界の一点が光った。

俺をめがけて高速で飛んできた物体は左の頬をかすめた。

破裂音が炸裂、銃声が反響する。

その方向は1時の方向。遥か奥の岩場に一点が陽光を反射させ

立て続けに二発。

剣を抜く間も与えてくれないのか、相手はこちらの存在に気づいている。銃声は

地面が弾痕で抉れている。

 


咄嗟に目についた巨木の陰に飛び込み、銃弾の嵐から難を逃れた。

数発 樹まで貫通するほどの威力はないようだが、比較的開けた地形で身を隠す場所は少ない。

これでは敵に位置を教えているようなものだ。

 

銃は貴重。

持っている組織も限られているが。

ましてや民間での利用は

 

距離までは視認できないが、

スコープ越しレンズの反射した方角とおそらく300mくらいだろう。

開けた場所に待ち伏せ

 

木の幹を背に息を殺して

手は剣の柄を握りしめ、奇襲に備えての準備は万全だ。

 

どれだけ時間が経っただろうか、敵に動きはない

恐る恐る顔を出し、

すでにポイントを映しているようだ。

その背後から迫る何かを感じ取り、剣を抜き放つ。

だが空を切る。躱されたのだ。

 

金色のストレートヘアーに

フードは下ろしている

その容姿には見覚えが

表情はなく、冷徹な眼差しで

両手には長さの違うダガーナイフを構え、

 

 

「セリナ!?」

しかし返事は返ってこない。返ってきたのは冷たい視線

あの時の彼女の表情が脳裏に浮かぶがまるで別人のような

 

銃を所持している様子はないが

軽装 隠し持っている感じもなし

果たして先程の狙撃手スナイパー

信じがたい話だが

もしそうならば 外見からは想像できないほどの実力の持ち主ではないかと驚くほどだ。

彼女は一体何者なのだろうか?

 

胸中

一時も目を離すわけにはいかない。

 

視線を交わす

フォームに無駄がない。

 

単純な近接戦ではこちらが圧倒的不利。戦闘の経験数の差が

 

隙さえ与えてくれないだろう。

彼女との戦闘を避ける方法がないか頭をフル回転させ考えてみるが、思いつかない。

じわりの滲み出る汗は頬を伝い、やがてに地面に空しく落下した。

時が止まったかのような長い時間

 

 

 

龍の追撃

 

こちらも龍で応戦


両者硬直状態

 

前方より数十人

 

 

「俺らもろともここで始末する気だ。」

「いいから早く逃げろ!」

 

左手首に強烈な痛みが走る。

 

絶え間なく流れ出る

 

 

洞窟に逃げ込む

 

凍結魔法

止血するのはこれで精一杯。

 

セリナが言うには

「王族のみが踏み入れることができる遺跡」

「18年前の大戦で王族は滅び、 しかしまだ王族の末裔がこの世のどこかに」

 

「その末裔を始末」

「なぜそんなことを?」

「王族の石室には」

事故で失った両親(実際には陰謀で殺害される:リーテンブル家の財産目当て)を生き返らせることだってできる

しかし後継者としてセリナを始末しておらず、逆に彼女を利用し、不必要になれば 財産に帰る

両親とはなぜかリーテンブル家の遺産を外部に相続させるという謎の契約があった。

 

あなたのこと調べましたわ

迷い人

クレイバー

 

その特徴が似てますもの。

 

 

いつでも俺を殺す機会はあったはずだ

宿で同室になったのもすべて君が仕組んだことだったのか

 

そんな馬鹿げた

「一度死んだ者が生き返るはずがない。」

「わたくし、確かにこの目で見ましたわ。死んだ人間が生き返る様を・・。」

 

「その王族の末裔がまだこの世の」

「王族の末裔」

「今やこの人界は 4つの国の王政により統治されています」

大戦期の頃、国は一つで 「○○」によって 反乱がおき

神もしくは異星人と 少なくともこの世界のモノではない

 

「誰かに話したのは」

 

「なら俺をここで殺すか?」

「!?」